NISAは対象商品への投資から得る一定の利益が非課税になる制度です。つみたて投資枠と成長投資枠は年間の上限や対象商品が異なります。上限は使い切る目標ではなく、投資に回せる金額を決めたうえで確認する条件です。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間の上限 | 120万円 | 240万円 |
| 保有の総枠 | 合計1,800万円 | 合計のうち1,200万円まで |
| 対象の確認 | 金融庁の対象商品一覧 | 対象商品の除外条件を確認 |
年間枠と保有の総枠を分ける
2026年11月3日確認時点で、つみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円で、併用すると年360万円です。非課税保有限度額は取得額ベースで合計1,800万円、そのうち成長投資枠は1,200万円まで。年間の上限と保有の上限は別に管理します。
年間投資枠と総枠は、通帳の別々の欄として考える
例えば今年のつみたて投資枠で80万円を買った場合、今年の同枠の残りは40万円です。このうち20万円分を年内に売っても、同枠の年間残りは40万円のままです。一方、売却した部分の取得額が20万円なら、翌年以降はその20万円相当を保有の総枠で再利用できます。年間枠は買付の上限、総枠は取得額で管理する保有の上限、と分けると混乱が減ります。
売却で戻るのは取得額ベース
例えば40万円で買った商品を50万円で売却した場合、翌年以降に再利用できる総枠の基準は50万円ではなく40万円です。売却によってその年の年間投資枠が戻る仕組みではない点も、買い直しを計画する前に確認します。
成長投資枠の「成長」は、値上がりの保証を指さない
二つの枠は、対象商品と買付方法が違う制度上の区分です。同じ投資信託が両方の枠の対象になることもあります。積立が目的なら、同じ商品が選べるかと、買付に使う枠を注文画面で確認します。個別株や投資信託を買う前には、枠の名称よりも投資先・値動き・費用を見ます。
自分が使う枠を考える
毎月3万円の積立は年36万円です。対象の投資信託を積立で購入するなら、金額面ではつみたて投資枠に収まります。成長投資枠を使うかは、買いたい商品と購入方法が決まってから判断できます。
枠が余ったとき、急いで使う理由があるか
毎月三万円の積立を考える人なら、年36万円を継続できるかが先です。近く使う予定の費用や生活の予備費まで投資すると、下落した時期に売却が必要になることがあります。年末に余った枠の金額だけを見て追加購入を決めず、「いつまで使わないお金か」を確認します。
非課税と値動きを区別する
利益に対する税の扱いと、投資商品の値下がりリスクは別です。NISA口座で生じた損失は課税口座との損益通算や繰越控除ができません。制度の対象・条件は金融庁と金融機関の案内で確認します。
注文前に見る三つの欄
商品が対象か、注文が希望の枠か、買付額が予定に収まるかを見ます。金融機関ごとに注文画面や締切が異なり、年末は受渡日も確認が必要です。売却後に空きが戻ることを前提にした場合は、今年の年間枠と翌年以降の総枠を混ぜていないか見直します。
出典・確認先
資料確認日:2026年11月3日
コメント