旧PCで作った開発プロジェクトを新PCへ持っていくとき、クラウド同期フォルダに元データを並べる方法を試しました。しかし小さなファイルまで同期中のまま。フォルダで見えるのは手元の存在で、相手側に届いたことは別です。移行の単位をファイル一つずつから、検査できるまとまりに変えました。
Gitへ上がっているものと、PCにしかないものを分ける
リポジトリを新PCで取得できても、未コミットの変更、添付、動作確認用の素材などが戻るとは限りません。まず元の場所と移行先、Gitで復元できるもの、別に保全するものを一覧にします。認証情報は移行用アーカイブから分け、移行先では通常のログイン手順に戻します。
約8万ファイルを10個の転送単位にした
当時は約98GiB・79,772ファイルのバックアップを、10巻の分割アーカイブにしました。各巻にSHA-256という内容の指紋を記録し、展開できることも検査しました。分割するときは一部の巻だけでは元に戻せないため、連番の最初から最後まで揃っているか確認します。分割は暗号化とは別なので、保管先やアクセス範囲も別に決めます。
展開と復元を同時にしない
移行先ではまず作業用フォルダに展開します。そこで一覧と照合し、既存の環境を保全してからプロジェクトごとに戻します。当時のこの工程は、移行用の分割ファイルと検査・展開手順の準備までが確認済みでした。「全部移せた」と報告するには、その先で新PCから重要な作業を実際に再開できるか確認する必要があります。
もう一歩、手元で確かめる
チェックサムが合わなければ、全巻をまとめて何度もダウンロードする前に、不一致の巻を特定します。連番・サイズ・照合値を表で見れば、一巻だけやり直す判断ができます。一方、全巻の指紋が合っても、新PCでアプリが起動するかは別です。開発ツールの版や依存関係、フォルダの位置が変わるためです。
最初の復元試験では、一番使うプロジェクトを一つ選びます。展開できること、Gitの状態が読めること、手元の変更を確認できること、いつもの起動が通ることを順に記録します。環境変数が必要なら、値をアーカイブへ書き出す代わりに、必要な設定名と新しい端末での設定手順を残します。
AIへの依頼例
元データはそのまま残す。Gitで再取得できるものとローカル限定の変更を分けて一覧化する。転送用アーカイブは全巻のハッシュと展開テストまで確認し、移行先での復元結果は別に報告する。
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