AIとCSVビューアを作って分かったこと。グラフの数字が全部0.0に見えるときの調べ方

計測CSVを読み込み、時間に沿ってグラフを描く小さなビューアをAIと試作しました。画面が出たあとに気づいたのは、グラフに数値の動きが見えるのに、平均を出すカードは0.0に揃っていることでした。計測した値がゼロなのか、集計の途中で消えたのか、表示で丸められただけなのか。そこを分けて確かめた記録です。

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数値が通る道を四か所に分ける

CSVは表の値をテキストで受け渡す形式です。一つの数値でも、CSVの元の文字列、読み込み後の数値、平均などの集計値、画面に出す文字列という段階があります。見える数字だけで判断すると、どこで違いが入ったか分かりません。

この試作では、平均の計算後には小さな値が残っていました。問題は、表示時に小数1桁へ丸めていたことです。例えば架空の平均0.0124を小数1桁で表示すると0.0になります。計算が合っていても、表示からは差が読めません。丸める前の値と画面の表示を一組で見ると、測定や読み込みの問題を切り分けられます。

AIに「0.0を直して」とだけ頼むと、直す範囲が広がる

今回の作業をもとに組み直した指示例です。

架空CSVで、元のセル・数値変換後・平均・画面の文字列を一列ずつ比較して。平均が正しければ計算は変更せず、表示の桁数だけを提案して。ゼロ、空欄、0.0124の三つが同じ見た目にならないことを確認して。実データの値は公開用の例に使わない。

空欄とゼロは別です。ゼロは観測した値がゼロ、空欄は値がない場合があります。ここを一緒にすると、平均を計算する際に分母まで変わります。読み込み側の欠損の扱いと、画面側の小数点表示を分けて決めると、桁数だけの修正が集計結果に波及しません。

手元で再現するなら、平均を暗算できる3行から

たとえば時刻0秒・1秒・2秒に、架空の値0.010、0.012、0.014を入れます。平均は0.012です。まず表とグラフの両方で3点が読み込まれるか確認し、平均カードを小数1桁にすると0.0になること、小数3桁なら0.012が見えることを比べます。次に1行を空欄へ変え、欠損として扱ったときと、ゼロとして入力したときで結果が違うことを確かめます。

数値を比較する目的なら、カードにすべての桁を出すより、差が見える精度を決め、カーソルを合わせた詳細表示で値を確認できる設計も使えます。単位や指標の意味は元資料で確認し、データ表示が一致することと、計測値の意味づけは別に扱います。

試作の入口を二つ作る

復元したビューアには、架空CSVですぐ試す入口と、手元のCSVをドロップする入口を置きました。架空データで画面と計算を試せるため、機密情報を含むファイルがなくても同じ確認ができます。当時はローカルでの起動、テスト5件、ビルドまで確認しています。読者が同じ種類のツールを作るなら、最初に「正解が分かっている小さなデータ」を一つ作ると、画面完成後にも計算や表示の変化を追えます。

業務の集計表に応用するなら、0・空欄・読めない値を試す

集計に使う架空データとして、0.012、0、空欄の3件を用意します。空欄を除くと平均は0.006ですが、空欄をゼロとして加えると0.004です。さらに「未計測」の文字が入った行を加え、その行がエラーになるか、対象外として件数に出るかを確認します。平均だけでなく、集計対象の件数を横に出すと、入力が欠けていることを読者が見抜けます。

Excelの集計式を架空データで検証する手順

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この記事を書いた人

もふのんのアバター もふのん BEYOND STYLES 運営者

AIを使って仕事と暮らしの選択肢を増やす方法を、案内役のもふのんと一緒に実践・検証しています。生成AIを快適に使う環境づくりから、クレジットカードの活用、お金の知識、資産形成まで。「稼ぐ力・使う力・育てる力」を整える情報を、初心者にもわかる言葉で届けます。

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